2021ヨコハマフローティングヨットショー
10月1日(金)~3日(日)で開催される 横浜ヨットショーに行ってきました。今年は3回目の参加です。今年は、台風16号の影響で、10月1日(金)の開催は中止、10月2日(土)は12時スタートとなり一部プログラムが中止・縮小となりました。
場所は、横浜ベイサイドマリーナです。三井アウトレットパーク横浜ベイサイドと隣接しています。最寄り駅はシーサイドライン「鳥浜」という駅です。
緊急事態宣言も明け、台風一過のすがすがしい日和の中、フローティングヨットショーに今年も行ってきましたのでレポートです。
フローティングヨットショーとは
フローティングヨットショーとは、販売用のヨットを展示し船の内外を見学できるショーです。船の販売代理店がショーのために全国から会場に船を集め、展示をしています。桟橋についたヨットには乗り込むことができて、甲板を歩いたり、内部を見学することができます。
ヨットショーの参加は無料で誰でも、自由にヨットを見学することができます。またアンケートに回答するとグッズをもらうことができます。ロゴ入りの防水スマホケースをゲットしました。
陸上では、テントでヨット関連のアパレル販売やチャータークルーズの案内、免許・貸しボートの案内などが出店しています。南イタリアチャータークルーズの案内も見つけました。行ってみたい~!
ヨットショーに適した服装
おすすめの服装は、普段ヨットに乗る格好です。桟橋から船に乗り移ったり、船の甲板を歩いたりしゃがんだりするので動きやすい恰好をおすすめします。これがいい、というのもあまりないのですがこれは避けたほうが良い、という事項はこちらです。
靴
デッキシューズやスニーカー、もしくはゴム底の靴がおすすめです。ヨットに乗る際は、デッキが白いので靴底に色がついているスニーカーを気にするオーナーもいますが、ヨットショーで船に乗る際は靴を脱ぐので気にしなくてOKです。ヨットに呼ばれた際はオーナーさんに相談すると良いでしょう。NGはハイヒールや滑りやすい靴です。ハイヒールは不安定、かつ甲板を傷つけることがあります。またピンヒールは桟橋にヒールが引っ掛かったりするのでお勧めしません。これらが無い場合は、履きなれたヒールの低い靴も良いでしょう。
代表的なものをご紹介します。
Dubarryのデッキシューズ:質に間違いなしです。右足に緑色、左足に赤色の差し色があります。ヨットのルールと同じですので、見る人が見ると「お!わかってる~」という風見えます、お洒落ですね!
Sperryのデッキシューズ:お手頃です。ABCマートでも手に入ります。軽くて気軽に使うにはとても重宝しています。カラーバリエーションも多くお気に入りが見つかるかも?デッキシューズもありますしスニーカー型もあります。
服装
動きやすい服装をお勧めします。特にミニスカートはよりはストレッチのきくズボンをお勧めします。ポロシャツに半ズボンの方をたくさん見かけました。
ヨットは風で進むサステナブルな乗り物
ヨットは帆船です。海に出るとセール(帆)を張り、風の力で進みます。風の力のみで、風上45度以内ならどの方向にでも向かうことができます。最初は難しいですが、何度か乗っているうちに風と舵の感覚がつかめてくるようです。もしヨットに乗る機会があれば、操縦を体験してみたいとお願いしてみてください。
また風の力のみで進むので、出入港や緊急時、風のないとき以外には基本的にはエンジンは使用しません。きわめて環境にやさしい乗り物です。最近では、物流の貨物船もヨットの原理を利用して風を動力にする船が出てきているようです。
風力で動く世界最大級の船、スウェーデンで開発中
スウェーデンの船舶会社Wallenius Marine(ワレニウス・マリン)が、新たに貨物船やクルーズ船となるような巨大船を開発している。船体は長さ200メートル、幅40メートル。一度に自動車を7000台積載可能な大容量だが、ただの船ではない。これは、風の力で進む世界最大級の船なのだ。「Oceanbird(オーシャンバード)」と呼ばれるこの船は、再生可能な風力を原動力として動く。ディーゼルエンジンを搭載した従来の重油船と比べて、大気汚染の原因となるガスの排出を90%も削減することが可能だ。大型貨物船であるにもかかわらず、クリーンな航行を実現している。
https://ideasforgood.jp/2020/12/01/oceanbird/
環境活動家のグレタトゥーンべりさんも、飛行機を避けてヨットで国際会議へ移動したことが世間を騒がせましたね。
(日経新聞)グレタさん、支援者のヨットでスペインへ 飛行機避け: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52112180T11C19A1EAF000/
燃料不要、電力駆動エンジン搭載の オランダのヨット Saffier Yacht
今回のヨットショー、サスティナブル目線で気になった船はこちら、SaffierYacht。オランダのヨットです。ヨット好きとしても、プロポーションが美しく、展示船の中でも輝いて見えました!
ポイントは、なんと動力が電力であること!通常、クルーザーと呼ばれる航海用のヨットはエンジンを搭載しており、燃料はオイル(灯油)です。このヨットは、動力が電力。無風時や入出港時に化石燃料を使用することなく、機走することができます。
マリーナなどでヨットを停泊するデッキには電力が引かれていることが多いため、停泊時に給電を実施します。
さすがオランダ、アムステルダムは水運の都市で運河では船が行きかっていますし、国を挙げてサーキュラーエコノミー提言を出していることからのかなりの環境意識の高さを伺うことができます。
同じタイプの船の33ft型は「SAFFIER サフィア Se 33 Life」ヨットオブザイヤーにノミネート決定!したとのことです。
展示会では必見です!国内では岡崎ヨットという会社が代理店を務めています。オカザキヨットSaffierYachtリンク:https://okazaki.yachts.co.jp/archives/category/information/saffier
Saffier Yacht
フローティングヨットショーでの写真
実際に見てきた写真です。船の周囲にはライフラインと呼ばれる転落防止策はありません。美しいです。ヨットショーの最中、絶えず人だかりができていました。
気になる金額は?
金額は2000万円弱です。詳細はこちらのページから確認可能です。
お天気の良い週末、ぜひヨットショーにお出かけください。無料です!