逗子海岸のビーチクリーンに行ってきました

逗子海岸でセミナーとビーチクリーンの活動を行うとのこと、市の広報で知り、参加してみることにしました。実際にビーチクリーンをするのは初めてだったので気づいた点を書いていきます。また、神奈川県ではボランティアとして日々の活動に参加することも可能との情報も得ることができました。

逗子海岸のビーチクリーンに行ってきました

逗子海岸について

神奈川県逗子市にある逗子海岸。よく行く海岸の一つです。

逗子海岸は、湾になっているため波が少なく、いつの季節もウィンドサーフィンやSUP(スタンドアップパドル)、焚火やお散歩をしている人たちがいます。穏やかな雰囲気の海岸です。全長は800mほど。西側の西浜は特に砂が細かく水がきれいです。良く晴れた日には、江の島や遠くに富士山が見えます。

逗子海岸(ずしかいがん)は、神奈川県逗子市新宿に位置する相模湾に面した海岸である。逗子海水浴場として知られる。新宿海岸、新宿浜、東郷浜とも呼ばれていた。キャッチフレーズは「太陽が生まれたハーフマイルビーチ」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%97%E5%AD%90%E6%B5%B7%E5%B2%B8
11月のある日の逗子海岸

かながわ海岸美化財団の講演

かながわ海岸美化財団とは

申し込んだビーチクリーンは講演会とセットでした。講演はかながわ海岸美化財団とビーチクラブの方でした。活動内容やプラごみの漂着までの過程の説明がありました。とくにかながわ海岸美化財団は、神奈川のほとんどの海岸を横断的に美化する組織とのことです。

1991年に神奈川県と相模湾沿岸の13市町等によって設立。150㎞の自然海岸を年間通して清掃する他、美化啓発、美化団体支援、調査研究を行う『日本で唯一の海岸美化専門の団体』で、他に類を見ない『海ゴミ対策の先進的なモデルケース』として圧倒的な実績をあげています。

https://www.bikazaidan.or.jp/

かながわ海岸美化財団ホームページ

自分でビーチクリーンを行いたい場合

今回のようなセミナ―以外にも、自身で藻ビーチクリーンをすることができます。かながわ海岸美化財団に連絡しごみ袋を入手、あとは海岸に出てごみを拾うのみです。これなら、日程など自分の都合ですることができますね。これだけ気軽に参加できるのは神奈川県のみということです。

ビーチクリーンしたい方は財団へ一本連絡すればOK。ごみ袋の提供とごみの回収は無償です。あとは、財団から送られてきたごみ袋を使ってビーチクリーンをし、指定の場所にごみを集積しておくだけ。そのごみは後日、財団が回収します。

事前の団体登録や計画書の提出、実施後の報告等の煩わしい手続きは一切必要ありません。

https://www.bikazaidan.or.jp/service/volunteer/#bcu1

海岸清掃申込フォーム

ビーチクリーン実践

ビーチクリーンのながれ

ごみ箱の位置を確認する:神奈川県のかながわ海岸美化財団の守備範囲であれば、ビーチごとにビーチクリーンで拾ったごみを回収する拠点があります。逗子海岸では、海岸中央のトイレの近くに設置されています。

ごみの集め方:集めたごみはごみ袋に入れて回収拠点においておけば、回収されます。ただし、通常のごみ袋だと家庭ごみを持ち込んだようにも見えてしまうため、できれば美化財団のごみ袋を使用するのが好ましいとのことです。今回は、セミナーとセットだったので、ごみ袋、トング、軍手を支給していただき実施しました。逗子の場合は、逗子市役所でごみ袋を受け取ることができます。

分別は市町村に従います。今回受け取ったごみ袋は「不燃ごみ」と「可燃ごみ」の2種類でした。不燃ごみにはプラスチック類、可燃ごみには漂着した木の枝や草を集めました。

清掃のペース:ペースは自由でした。今回は、セミナーに登壇していた逗子ビーチクラブの真壁さんの案内で実施しました。30分で海岸の1/4ほどを進むようなペースで進みます。たばこのフィルタ、小さくなったプラスチック片が多く見つかりました。一か所でこだわっていると他のメンバーが先に進みますが、拾いたいものがあればどうぞ、という雰囲気です。

ごみを見つけやすい場所:主に2か所です。①海岸の奥の方。②波打ち際にごみがたまっていました。①は主にBBQごみなど海岸で出たごみが置き去りになっています。②は漂着物です。河川や海から漂着したものが帯状に砂浜にあります。

ビーチクリーンの注意点一覧

1 石・貝殻・海藻は拾わない
石・貝殻・海藻は自然のモノでごみではありませんので、そのままにしておきましょう。海藻の中に混じる人工ごみは拾ってください。
2 ガス缶は別にする
スプレー缶・カセットボンベ等のガス缶は分けてください。ごみ処理の過程で爆発する可能性があるので、必ず、ガス缶だけを別の袋に分けてごみ集積所に置いてください。
3 注射器に注意
注射器を見つけたら素手で触らずに、ペットボトルなどの容器に入れて、他のごみとは別にしてごみ集積所に置いてください。
4 サーファー等の荷物に注意
砂浜にあるビーチサンダルやモノが入ったレジ袋などは、サーフィン等のマリンスポーツを楽しんでいる人たちの荷
物かもしれません。判断がつかないものはそのままに。

気づいたこと:マイクロプラスチックが多い

ビーチクリーンをやって気づいた点として、細かくなって拾いきれないプラスチックが多いことでした。トングでは摘まめないですし、手で拾っても、どんどん見つかり終わりが見えません。深刻といわれるマイクロプラスチック、回収がほぼ不可能といわれる理由を改めて体感しました。

拾いきれない細かいプラスチックが沢山

今後も大好きな海をきれいに守り続けるために、プラスチックの使用量を減らす努力をしていきたいと考えています。海辺の町は特にプラスチックへの関心が高いことが多く、逗子は都内に比べプラスチックフリーなパッケージも多いと感じます。現状を目の当たりにするとモチベーションになりますね。デートやお子様とお散歩がてらビーチクリーンを行うのもおすすめです。ふと目線を上げると美しい夕日でした。

逗子海岸に沈む夕日

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です