年間環境の日 カレンダー 2024年
国内外の年間の環境関連の日(月間)一覧です!イベント企画や情報発信などにお役立てください。環境に関する日ってどのくらいあるのかなと思って調べました。環境問題についてはなかなか日常で深く考えられないこともありますが、こういう日があると、ふと立ち止まって考えるきっかけになりますね。他にもあれば、ぜひ教えてください。なお真夏や冬は〇〇の日の設定が少ないですね。
今年は「気候変動」に加えて「資源循環」や「生物多様性」も各国でテーマに上がって来ています。
3月23日(土) アースアワー Earth Hour
WWFによる、国際的なアースアワー。毎年、20:30を迎えた地域から1時間消灯し、地球のことを考える時間とされています。
WWFホームページ:https://www.wwf.or.jp/campaign/earthhour-info/2024/
4月22日(月) アースデイ Earth Day
毎年4月22日は1970年代にアメリカで原油流出事故を受けて討議集会を行ったのが始まり。当時から深刻だった環境問題に対する運動は広がりを見せ、国際的なキャンペーンとなりました。日本国内は「アースデイ東京」が開催されます。2024年は、4月13日(土)と14日(日)@代々木公園、4⽉20⽇(⼟)、21⽇(⽇) アースデイ東京@宮下公園でのイベントが開催されます。様々なアーティストや出店でインスピレーションが高まるかも?
5月4日(土) みどりの日
日本の祝日です。ゴールデンウィークの中旬ですね。「みどりの日」の趣旨は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」とのこと。なお、みどりの日には国立公園などの入場料が無料になります。この機会に日本の美しい自然を堪能してはいかがでしょうか。2005年までは4月29日が「みどりの日」でしたが以降は5月4日が「みどりの日」となっています。
国営公園や、東京都内の公園や施設の入場料が無料になります。国営ひたち海浜公園、国営しょうわ公園、都立の小石川庭園や新宿御苑、上野動物公園も無料です!都心につかれたら自然の中でリフレッシュしたり学習の機会としましょう。
東京の都立公園:https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/park/kouenannai/muryounyuuen.html
国立公園一覧:https://www.mlit.go.jp/toshi/park/toshi_parkgreen_kokuei.html
5月16日 日本のアースオーバーシュートデー Earth Overshoot Day of Japan
オーバーシュートとは上回るという意味です。オーバーシュートデーは地球で使える1年間の資源やエネルギーのうち、地球1個分を上回る日を指しています。つまり、日本においては地球1個分が耐えられる1年間の資源のうちすべてを5月16日に使い切ってしまっているという意味です。毎年1月1日に発表される指標ですので2023年の実績に基づいています。世界全体のオーバーシュートデーは7月25日ですが、国によってエネルギーの使い方が異なるため、オーバーシュートデーが異なります。日本は比較的早い方鵜に入ってしまっています。なお、一番早いのは2月11日でカタールです。石油産出国ですね。また全ての国にオーバーシュートデーがあるわけではなく、その国と同じ生活を全人類がすれば資源を使い切らずに翌年を迎えられる国もあります。
オーバーシュートデーのグローバルのホームページはこちら:https://overshoot.footprintnetwork.org/
各国のオーバーシュートデイが分かります。
5月10日から16日 愛鳥週間、バードウィーク
野鳥保護を訴えるために日本鳥類保護連盟により制定されたものです。この時期になると鳥たちが子育てをしたり、なにかと目に留まりやすい時期ですね。身近な野鳥を観察してみてはいかがでしょうか。また、この時期に鳥の絵のポスターを見たことはありませんか?全国の小・中・高校の児童・生徒を対象に、愛鳥週間用ポスターの原画を募集(毎年6万点を超える作品)しコンクールで選ばれた作品が翌年の愛鳥週間(毎年5月10日~16日)の普及啓発に使われています。
おすすめのバードウォッチングスポットは、目黒駅 徒歩10分の付属自然教育園です。3月上旬に訪れたときはカワセミとルリビタキに会うことができました。バードウォッチングに適している双眼鏡は8倍程度のものなので安価に手に入ります。ご家庭に1台ぜひ。
5月22日 国際生物多様性の日 International Day for Biological Diversity, World Biodiversity Day
国際的に定められた「生物多様性の日」です。1992年5月22日に生物多様性条約の本文が生物多様性条約交渉会議において採択されたため、毎年5月22日を国際生物多様性の日としています(環境省HPより)。近年、脱炭素に加えて生物多様性の重要性もより騒がれるようになっています。人間の活動は地球を基盤に成り立っており、素晴らしいバランスが生物の力で保たれています。環境問題はそれぞれが複雑に関連しています。今や、生物の絶滅はかつてないスピードで進んでいます。
現在までに、科学的に認知され、名前がつけられている野生生物の数は、アフリカゾウからシロアリ、さらに小さな藻類などの生きものまで含め、約140万~180万種毎年1,000~1万種が絶滅していると言われています。またその原因は人間の生活によるもので、人間が関与しない状態で生物が絶滅する場合の、1,000倍から1万倍になるといわれています。これに向けてネイチャーポジティブの実現を急ぐ声が各国から上がっており、喫緊の課題となっています。(https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3517.html より抜粋)
5月30日 ごみゼロ(530)の日
そのまま、ごろあわせで「ごみゼロ」の日です。愛知県豊橋市でこの日に街のごみ拾いを行ったのがきっかけだそうです。今や日常生活は豊かになりものが増えてごみがあふれています。2023年の日本のごみ総排出量は4,095万トン(東京ドーム約110杯分)、1人1日当たりのごみ排出量は890グラム。だそうです。廃棄物問題に取り組むと、資源の枯渇、ごみ処理上の問題、プラスチックの海洋への流出など様々な問題とつながっています。本当に必要なものを手にして少しでも廃棄物が少ない資源を有効に使える社会について考える日にしてはいかがでしょうか。このブログでも資源にまつわるトピックスをいくつか取り上げてます。是非参考にしてください!
一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和3年度)について(環境省):https://www.env.go.jp/press/press_01383.html
6月5日 環境の日 World Environment Day
6月5日は環境の日です。これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めています。(環境HPより)
なお、世界的にもこの日に合わせてサウジアラビアでイベントが開かれます。2024年のWorld Environment Dayのテーマは「加速する土地の回復、干ばつの回復力、砂漠化の進行(accelerating land restoration, drought resilience & desertification progress)」だそうです。SDGsでいうと「15 陸の豊かさも守ろう」「17 パートナーシップで目標を達成しよう」にあたります。
国際環境の日(国連):https://www.worldenvironmentday.global/
6月 環境月間
6月5日を含む6月を1か月間環境月間とするものです。環境省が定めており日本中で自治体などによりイベントが開かれます。
7月25日 世界のアースオーバーシュートデー Earth Overshoot Day
”地球環境が生み出す1年分の資源を、人類が使い切ってしまった日を「アースオーバーシュートデー」といいます。毎年、1年を待たずに訪れるこの日から、人類はさまざまな恵みをもたら母体である、環境そのものを「債務超過」の状態で使い続けることになります。
来年は少しでも遅らせることができるのでしょうか。
9月25を含む1週間 SDGs週間 GLOBAL GOALS WEEK
SDGsが採択された9月25日を含む、毎年9月末の国連総会の会期と合わせた1週間はSDGsの推進と達成に向けて意識を高め、行動を喚起する「SDGs週間(グローバル・ゴールズ・ウィーク)」とされています。
グローバルゴールズウィークHP(国連):https://globalgoalsweek.org/
10月 3R(リデュース、リユース、リサイクル)推進月間
日本における、環境省が3R推進に対する理解と協力を求めるため、毎年10月を「リデュース・リユース・リサイクル推進月間(略称:3R推進月間)」と定め、広く国民の皆様に向けて、普及啓発活動を実施しています。(経済産業省HPより)
10月 食品ロス削減月間 10月30日食品ロス削減の日
10月は消費者庁が制定した食品ロス削減月間です。食品ロスの削減の推進に関する法律が平成元年10月1日に定められたことによるようです。日本の食品ロスは523万トン、一人当たりお茶碗一杯分の食事を捨てている計算になります。無駄なく食べきる、不要なものを買わないなどできることから始めてはどうでしょうか。飲食店では、食べきれない分はお客様の責任で持ち帰りをしてもらう仕組みもでき始めています。コメダ珈琲店では、食べきれなかった分を持ち帰ることができるという噂もありました。今度試してみようと思います!