グッチ、サンローランなど持つケリングが”100%ファー(毛皮)フリー”を宣言
2021/9/24
プレスリリース
ケリングは、動物の毛皮を使用しないことを決定しました。 本決定により、2022年フォールコレクション以降、グループのすべてのブランドでは毛皮を使用しません。
プレスリリース:https://www.kering.com/jp/news/keringuga100-huahuriwoxuan-yan
ケリング(Kering)は、サンローランや、グッチ、ボッテガヴェネタなどを配下に持つ大手ブランドのコングロマリットです。グループの全てのブランド(私の大好きなサンローランも!)順次ファーフリーに移行するとのことで、今後の発表が楽しみです。
Keringの取り扱うブランド:
- サンローラン、
- ボッテガ・ヴェネタ
- バレンシアガ
- アレキサンダー・マックイーン
- ブリオーニ
- ブシュロン
- ポメラート
- ドド
- キーリン
- ユリス・ナルダン
- ジラール・ペルゴ
- ケリング アイウエア
その他の取組み
ケリングは、ファッション業界を牽引する存在としてファーフリー以外にも、グループ全体で様々な取り組みを行っています。
2021年7月 サーキュラーエコノミーへの総合的アプローチを目指し グループの目標をまとめた報告書『完全なる循環へ』を発表
サーキュラーエコノミー(廃棄物を出さない)の考え方を用いて以下の3つの視点で書かれています。ラグジュアリーブランドができることが沢山あることがわかりますね。
- (製品を長く使う)デザイン段階から耐久性を追求、修理修復の実施、セールの実施
- (調達や材料の基準)調達にまつわる基準を作り自然保護基金へ寄付、素材の変更等
- (廃棄物の目標策定)2025年までにBtoC,2030年までにBtoBの、パッケージの使い捨てプラスチックを廃止する宣言、店舗での廃棄物管理
中でも素敵だと思った取り組み
ブランドごとの取組み:
- ポメラート
ジュエリーのアップサイクル:ジュエリーブランドポメラートでは、金継ラインが展開されています。日本では銀座店のみの取り扱いです。割れてしまったジュエリーを金継ぎし新たな表情を生み出します。すてき~
- サンローラン
レザーのアップサイクル:裁断時の切れ端を利用し、アップサイクルされたレザーを製品に使用。 ハンドバッグの製造ラインで余ったレザーは、財布やケースなどの革小物に再利用を開始しています。
さらに、端材を利用したレザーのアップサイクル材を使用した製品も制作しており、2021年秋からサンセットラインで販売開始とのこと。どのような質感なのかお店に並ぶのを待ってみようと思います。