スタバのリユースカップ「Re&Go」を使ってみた!

東京の丸の内エリアで実証実験中のリユースカップ、実際に使ってみました。この実証実験は2021年に沖縄で行われていたもの第二弾だそうです。どんなものなのかなーと思っていたのですが、今なら東京で参加ができます。実証実験期間は2021年11月22日(月)~2022年5月31日(火)です。

この実証実験は、カフェでテイクアウトをする際に、リユースできるカップを使用してドリンクを買い、加盟店舗のどこでもカップの返却ができるという仕組みです。カップの洗浄は専用のルートで実施するとのこと。データはLINEと連携しており、全体の仕組みとしてDX(デジタルトランスフォーメーション)と環境配慮の合わせ技と言えます。環境省のプラスチック資源循環に向けた革新的技術・ビジネスモデル推進プロジェクトにも採択されています。

実証実験には、丸の内周辺のスターバックスコーヒー10店舗が参加しています。スターバックスの公式プレスリリースにも、実際にRe&Goのカップの使い方が書いてあります。

実際にリユースカップを使ってみた!

今回初めてRe&Goをやってみました。実際の手順と感想です。

お店に行く

今回訪れたのは、スターバックス丸の内オアゾ店です。通常通りレジに並びながら何を飲みたいか考えます。私はカフェアメリカ―のショートサイズにしました。

実証実験の対象の店舗はこちらです。

丸の内エリアのスターバックス以下10店舗

丸の内ビル店/グランスタ丸の内店/KITTE丸の内店/丸の内オアゾ店/丸の内新東京ビル店/丸の内三菱ビル店/大手町プレイス店/大手町東京サンケイビル店/新大手町ビル店/皇居外苑 和田倉噴水公園店(2021年12月1日オープン予定)

https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2022-4497.php

Re&GoのLINEのお友達登録をする

Re&Goレジの横やフードケースにRe&Goのポップ(掲示物)が置いてあります。ポップにRe&GoのLINEのお友達登録用のQRコードがありますので、LINEを起動し、友達追加の画面からQRコードを読み取ってお友達登録をします。すると以下のようなメッセージを受信します。

LINEでお友達登録したときの画面です

さらに、ニックネーム、ユーザー登録をします。(レジ前でやると少し慌てるので事前にやっておくか、並びながらやるとスムーズですね。レジの方はちょっと待っていてくださいました。)

ニックネームを設定します

飲み物を注文をする

いつも通り、テイクアウトの注文をします。その時に「Re&Go(リーアンドゴー)でお願いします」と声をかけました。(実際は「あっあっあの、リゴ―?をやってみたいんですがと、」となりました)

お友達登録はお済みですか?とのことだったので、LINEのトークページを見せました。OKでした。

カップのQRコード読み取り

次に、LINEの画面から「容器を借りる」選び、カップのQRコードを読み込みます。これから飲み物を入れるカップの下の方に記載してあるQRコードを読み込みます。レジの方がカップを見せてくれますので、読み取ります。

支払い

支払いは、飲み物の代金を、通常通りレジで現金やカードで支払いますOKです。Re&Go側に支払いデータを登録する必要はもありませんでした。実証実験期間中は料金はゼロ円で、今後、実験を通じてサービス料金の設定を検討するようです(「Re&Go よくある質問」より)。容器を3日以内に返却しない場合に連絡が来て7日以内に返却が無い場合は、2000円費用が掛かるようです。

フタをもってドリンクを待つ

カップのフタを渡され、ドリンクを待ちます。フタは自分で持つように言われます。自分のタンブラーに飲み物を入れてもらう時と同じ方式ですね。

フタを持ってドリンクの出来上がりを待つ

ドリンクを受け取る

こんな感じでドリンクが出てきます。フタは自分でつけます。今回は、ショートサイズを頼みました。グランデやヴェンティの大きいサイズも入りそうですね。個人的には保温性がいいのでホットドリンクで使用すると良いと思いました。

飲んでみる!

Re&Goのカップに入った飲み物は、通常のテイクアウトカップよりも保温が続くので、長い時間おいしく味わえました。アメリカーノを頼みましたが、購入してすぐは熱すぎるくらいでした。

フタが簡単に外れなかったため、ふたをしたまま飲みましたが清潔感もあり、リユースだからと言って気になる感じは感じは全くありませんでした。デザインもシンプルでオフィスで使ったりするときも目立たずおしゃれで良いと思います。

結構大きめです。フタは自分でしめます(ちょっと浮いていますね)

返却

返却場所は提携店の返却コーナー

返却も簡単でした。Re&Goの実証実験の対象店舗に容器を返却しに行きます。私は飲み物を購入したのと同じスターバックス丸の内オアゾ店を訪れました。返却場所は、紙ナプキンが置いてあったり、カップなどを捨てるコーナーにRe&Goの返却スペースが作られていました。他のスターバックスでも同様にしているようです。

返却用の店舗QRコードを読み取る

返却場所に、掲示があります。LINEを起動し「容器を返却する」をクリックすると、容器をどのように返却するかを問われます。「全て返却」をクリックします。するとQRコードの読み込み画面になりました。その画面からこの返却用のQRコードを読み取ります。

LINEの画面です。該当するものを押していくだけで手続きが進みます
容器返却場所にあるQRコードの掲示です

容器を返却場所に置き、おしまい

LINEでのQRコードの読み込みが完了したら、あとは飲み終わった容器を置いておくだけです。自分で洗ったり、ふたを取ったりする必要は特にありません。とても手軽で、急いでいるときもよいですね。

容器を返却(次の方のためにQRコードを隠さないように置けばよかったな)

感想

実際にリユースカップを使ってみたのは初めてでした。LINEの操作に慣れていれば簡単に利用することができました。

また、リユースの場合は清潔感や傷などが気になるかと思ったのですが、特に気にならずでした。実証実験期間が短いので容器が痛んでいないのもあるのかもしれませんが、お店で出てくるマグカップなどと同じ感覚でしたので、定着すると良い仕組みだと思いました。お店側は、カップの保管場所やQRコードの掲示場所、返却場所の用意など運用上の制約はあるかもしれません。

また、今回は無料でしたが本運用時の価格設定によっては、利用するかどうか迷いますね。しかし少ないお金でごみを出さずに済むなら選択肢としてはあると良いと思います。自分のタンブラーを使用するのと違い、洗わなくてよい、不要になったタイミングで返却できるというメリットがありますね。

洗浄は、店舗ごとに行うのではなくRe&Goが回収して実施しており通常の店舗よりも高度な基準を採用しているとのこと。洗浄工程がさらに明確になってくると使う方も気持ちよく使えそうですね。丸の内のみならずたくさんのカフェで導入してくれるととてもうれしく思います。

LINEも友達登録をしても、使用するとき以外はお知らせが来ないのも個人的にありがたいです。あまりお知らせが多いと辟易してしまいますよね。

気軽さ、使い勝手、全体を通してさらっと日常で一つごみを減らした、という気持ちよさの残る実証実験です。是非皆さんもお試しください。

実験詳細はRe&Goのホームページでもご確認ください。

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