サステイナブルなサングラス
サステイナブルな日用品に関するレビューです。
サステイナブルとされる製品は、類似製品と比較すると値段が高いことが多い気がします。ついつい購入に慎重になってしまいますね。実際の製品を使ってみて良かったことやイマイチだったことなどの率直な感想を含め、サステナブルという観点で様々なプロダクトを紹介していきます。
今回はリサイクルプラスチックでできたサングラスについてです。
今までいくつサングラスを買っただろう
歴代のサングラスは、無くしたり、海に落としたり、踏みつけて壊したり、デザインが合わなくなったり。次の一本こそ、お気に入りにして長く使いたい!
雑誌ナショナルジオグラフィック「脱プラスチック」によると、「アメリカ人は一生に40個ものサングラスを購入する」だそうです。この雑誌は、生活に紐づいたコラムが多く、日常生活での脱プラに向けたのヒントや基礎情報が多かったです。プラスチックについて、現状を学びたい方におすすめです。プラスチックや地球環境に関する読書リストも今度書きたいと思います。
サステナブルなサングラスを探せ - 製品紹介と感想
サステナブルな材料を用いて作られている製品や、企業活動全体でサステナブルに取り組むメーカーにより生産されている製品など、いくつか候補を見つけることができました。実際に買ったり、注目しているブランドを紹介します。デザインや機能は当然ですが、企業の姿勢に共感でき、製品のコンセプトにほれ込んだ、お気に入りの逸品を長く使うのが一番環境にやさしいと思ってます。
①ブランド紹介: SUNSKI
メーカー: SUNSKI (アメリカ、カルフォルニア)
視察場所:THE NORTH FACE/HELLY HANSEN 鎌倉店
感想:管理人が実際に購入したのがこちらのメーカーのサングラスです!アウトドアブランドを扱うGOLDWIN系列のお店で取り扱いがあります。自然と親しむアウトドアブランドは環境意識が高いため、お店に行くのが楽しいですね。このブランドは、「良いデザインこそ、より良い地球をつくる」と信じて以下の取組みをしています。
- リサイクル素材のフレーム
- プラスチック包装無し
- 1%は地球環境に寄付
- 永久保証
- カーボンニュートラル(CO2の排出をしない)
この中でも、一番の決め手は「永久保証」!購入後、何年経っても故障したら対応できるということです。メーカーが売った後に責任を手放し消費ばかりを促すのではなく、席印をもって保証し続けていく、というのはまさにサーキュラーエコノミーの考え方ですね!
実際に購入した製品のレビューはこちら。
② ブランド紹介: IZIPIZI
https://global.izipizi.com/en/our-commitments
メーカー: IZIPIZI(フランス、パリ)
視察場所:表参道MOMA Design Store
感想: フランスパリのメーカーが販売しているサングラスです。プラスチックフレームで軽く、丈夫でした(が、踏みつけて廃棄物となりました…)。デザインが豊富で色々な形、色が選べるため、スポーツ、カジュアル、フォーマル、様々なシーンで使えるサングラスに出会えそうです。
何より、IZIPIZI社は、サングラス当たりのCO2排出を3年以内に半分にする宣言を出しており、飛行機による輸送のかわりに陸路や船便の私用、不要な輸送を減らすことで達成予定。すばらしよね。
③ ブランド紹介: DONT PANIC TOKYOのBLUE PROJECT
https://dontpanic.tokyo/blue-project/
メーカー: DONT PANIC TOKYO(日本、東京)
視察場所:THE NORTH FACE/HELLY HANSEN 鎌倉店
感想: 誰もに訪れる老眼にポジティブにアプローチする眼鏡ブランドです。ブランドとしていくつかのプロダクトラインがあるのですが、BLUE PROJECTのラインナップがサステナブル商品です。ペットボトルのリサイクルによりフレームを作成、一部のレンズには生分解性(海や自然環境で分解される)を利用しているとのことです。国産なので、輸送にかかるエネルギーの無駄は少なそうですね。最近は、技術が進みペットボトルを再度ペットボトルにリサイクルできます。なるべくダウングレードしないリサイクルが理想です。サングラスのフレームには、再度ペットボトルにリサイクルできないような色付きのペットボトルや、拾われたものが使われるとなお良いと思いました。
④ ブランド紹介: Saraghina
https://www.saraghinaeyewear.jp/sun/
メーカー: Saraghina(イタリア、リミニ)
視察場所:渋谷ヒカリエ
感想: サングラスケースがロゴの入った缶なのがかわいいです。イタリアの漁港のライフスタイルを「甘い生活(La Dolce Vita)」の映画監督フェデリコフェリーニからインスピレーションをうけてサングラスに反映したそうです。どういうことなのかいまいちわからないので、この有名映画を一度きちんと見たいです。60以上のフレームカラー、50種類のレンズを取り揃えています。サステナブルな取り組みはいまいち不明ですが、ケースがプラスチックでない点でリスト入りです。
甘い生活(La Dolce Vita)」はこちら
⑤ブランド紹介:PLAGLAサングラス
https://zaima.in/products/plagla-sun-glasses
メーカー:オウン合同会社
視察場所:ZAIMA(インターネット通販サイト)
発見したのはネット販売サイトZAIMA。このサイトにはい環境配慮素材の商品が掲載されています。サイトを運用している株式会社TBMは、LIMEXという石灰石を使用したプラスチック代替素材メーカーです。レジ袋や、飲食店のメニュー表に使用されていたりして、見たことある方もいらっしゃるかと思います。この会社については別記事でも取り上げます。
サングラスは、レンズ部分が生分解性プラスチック、フレームがペットボトルの再生材です。廃棄するときは別々に捨てる必要がありますね。ここも別記事で触れます!
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