飲料水 ②紙製容器のお水を最近よく見かける
飲料水の容器、どれがいいのかの検討、第2弾です。前回の記事「飲料水 ①容器はペットボトルかアルミ缶かどちらが良いのか」ではペットボトルとアルミ缶とマイボトルを比較しました。
今回は紙製容器のお水です。最近、コンビニやLOFT、EthicalSeaなどの店舗で紙パックに入ったお水を見ることが増えてきました。こちらも合わせて考えていく必要があるかと思います。
前回の記事でペットボトルとアルミ缶のライフサイクルCO2を比較しましたが、紙パックのものはデータが無いため今回の記事には記載できませんでした。紙パックはCO2排出量は通常のペットボトルより約60%削減というデータも見つけましたがソースは不明でした。
前回の記事はこちら:
水は品質がうつろいやすい
しかし、お水は味が付いておらず紙パック越しににおいが付きやすいなどの品質の理由から、純粋な紙のみのパックに入っているものは少ないようです。主にテトラパックと呼ばれるアルミ箔付きの紙パックに入っています。
そもそも飲料の紙製容器には、いくつか種類があります。
①牛乳パックのような紙のみのもの、紙のみの容器であれば、資源ごみ(紙類)に出すことで、簡単に容器のリサイクルが可能です。
②表面がプラスチック等で防水コーティングされているもの。一般的な紙コップをイメージしてください。
③紙パックの中にアルミ箔が貼ってあるもの、テトラパックを指します。
③アルミ箔付きのパックのリサイクルルート
中にアルミ箔のついているものは、特別な処理をしない限り、通常の紙のリサイクル工場ではリサイクルしずらいとされています。調べているうちに、アルミ箔付きパックのリサイクルができるルートもありましたので紹介します!個人でも依頼することができるとのことで、日常的に飲む容器がアルミパックのものの場合は、あきらめて燃えるゴミに出さずに、このルートで回収をすることもできます。テトラパックリサイクル便の対象はテトラパック社製のアルミ付き紙容器です。郵送の際の送料もかかりません。
紙製の容器に入った水の商品紹介
Havary’s ハバリーズ
日本製の紙パック(テトラパック)のミネラルウォーターです。もともと京都でペットボトル入りの飲料水を販売していた企業が新事業として、紙パックのお水の販売を始めました。最近はローソンやロフト、エシカルシー、Biopleなどの店舗でも取り扱いがあり比較的日常的に手に入りやすいお水です。また、輸入のお水ではなく国産のお水(京都)なので、輸送にかかるエネルギーも少ないという面でもおすすめです。紙パックはFSC認証を取得した材料を使用しています。味は、軟水でくせが無く飲みやすかったです。
紙容器入り「JUST WATERジャスト・ウォーター」
紙パック入りのアメリカのお水です。プロジェクトを立ち上げたのは、俳優ウィル・スミス氏の息子ジェイデン・スミス氏(20)。この商品も一部コンビニなどで日本国内でも販路があります。ビビットカラーのパッケージで目を引くおしゃれなお水です。このお水のパッケージの本体はFSC認証の森林由来の紙、キャップにはサトウキビ由来のプラスチックを使用しています。また、飲み口が大きいのは、リフィル(お水を汲む)にも使えるというデザインのポイントだそうです。Just Waterのホームページはこちらです。https://justwater.com/
ちなみに、Ecosiaブラウザで”Just Water”を検索するとURLの横に葉っぱのマークが表示されます。Just Waterも、Ecosiaと同様に公正なビジネスである”B Corp”取得企業であるため、このような表示がされます!Ecosiaブラウザについては「検索すると木が植えられるブラウザEcosia(エコシア)」をよろしければご参照ください。
感想
飲料容器は、日常で触れる機会の多く、世界中で様々な対策がなされていることがわかりました。自分に最適な容器、また企業としてどういうタイミングでどの容器を使うかの選択肢を持っておくことも大切だと実感しました。
セミナー会場での飲み物や、企業の会議室で何の容器に入った飲料が出てくるか、色々な企業に行くときに楽しみにしています。たいていのビジネスにおいては客先に出す飲み物は、末端の部分ですが、企業の姿勢が出るような気がして注目ポイントだと思います。
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